テナ渓谷でのハイキングのあと、お昼ご飯を食べて、シエスタをしてから、パンティコッサへ出発です。
ハイキングをしたエスカリージャの隣町パンティコッサを通り過ぎ、ガジェゴ川の支流カルダレス川が流れる切り立った谷を進みます。カーブの多い道路を山奥へ進むと、視界が開け、バルネアリオ・デ・パンティコッサが現れます。標高1630mの山奥に佇む自然の楽園です。
「バルネアリオ」とは湯治場を意味します。6つの源泉が湧き出ており、19世紀に裕福層を中心に人気を博しました。現在は2つのホテルが位置するスパ・リゾートとして人気です。
バルネアリオ・デ・パンティコッサのもうひとつの見どころが3000m級のピーク群に囲まれた立地です。中央ピレネーを代表する名峰や氷河湖が集まっており、バルネアリオに建っている山小屋を拠点に日帰りトレッキングから縦走まで様々なコースが延びています。
それにしても、すごい数の車です。温泉街に人の姿は多くありません。皆山登りへ出かけたのでしょう。フランスナンバーのキャンピングカーも沢山あります。ハイキングを終えた人たちやスパに来たであろう人たちは、皆のんびり、幸せそうでした。