夏真っ盛りのピレネー山脈へ日帰りハイキングに行きました。
目指すは、中央ピレネーのテナ渓谷です。6月下旬に訪れた谷と同じ場所です(久しぶりにピレネーへ)。
9時にウエスカを出発し、10時前にエスカリージャに到着です。テナ渓谷の中央部に位置する、ピレネーの避暑地です。バカンスシーズンのため、6月に比べて沢山の人がいました。屋外でのアクティビティが楽しめる大自然とあって、今年はピレネーやピコス・デ・エウロパ国立公園、田舎の小さな村へ出かける人が多いようです。
この日のハイキングコースはエスカリージャ村とサルド滝の往復です。行きは、村から山道をひたすら登り、帰りは羊飼い用の道路を村まで下るルートです。標高差420ⅿ、往復6㎞、14時のお昼ご飯時を目指して村に戻ってくる予定です。
天気は快晴、最高気温は34度。往路の登りは急な箇所や小川はあるものの、木陰が多いため、暑さを気にせず進めます。標高1120ⅿの村からひたすら登り続けます。
前方では石灰岩の巨大な岩壁がみるみるうちに迫力を増し、後方ではテナ渓谷の山並みが徐々に全貌を表してゆきます。足元には、アザミやカンパニュラなどの高山植物や岩石が次々に登場します。登り道はきついですが、風景の変化が楽しめます。
1時間ほど登ると、羊飼い用の道に出ます。
ここから平坦な山道を30分ほど歩くとサルド滝に到着です。
透き通った水が、浸食を受けた岩から降り注ぎます。
滝を眺めながら、しばしの休憩した後、復路につきます。
山道を羊飼いの道まで戻り、そのまま道路を下ります。
往路に比べ視界が開けているため、
同じ谷ですが風景を別の角度から楽しめました。
同じくテナ渓谷に位置するパンティコッサ村とそのスキー場、
更に奥には3000級の峰々が青空をバックに連なっています。
1時間ほどで下山。丁度、お昼時の14時です。
町外れの公園でピクニックランチとシエスタをして、パンティコッサへ向かいます。