LOS PIRINEOS

 

春に咲き誇る小さな高山植物
夏に茂る緑と清らかな山水
秋を彩る紅葉と黄葉
冬のにきらめく高峰の銀世界

 

2. FOTO PEQUEÑA

 

イベリア半島の付け根を東西方向に連なるピレネー山脈は、スペインとフランスを隔てる巨大な“岩壁”です。

高峰や渓谷、圏谷、絶壁、滝、川、なだらかな山並みが織りなす多様な景観の中に、小さな村々やロマネスク建築が佇み、様々な動植物が生息しています。

春にはエーデルワイルやユリ、イワタバコが咲き、夏には高原で草をはむ牛や羊、洞穴から顔をのぞかせるマーモットに出くわします。
いくつもの峠を越えて通るサンティアゴ巡礼路は、交易路として人々の暮らしを支えてきました。

中央ピレネーには高峰・名峰が集い、岩山が生み出すダイナミックな景色が広がります。
世界遺産に登録される、オルデッサ国立公園(スペイン)では、川べりのトレイルから、本格的な山越えまで、目的に合わせたトレッキングが可能です。
氷河がつくり出したガヴァルニー圏谷(フランス)では、歩を進めるごとに迫りくるカールに圧倒されることでしょう。

西部・東部ピレネーでは、なだらかな斜面に木々が茂るのどかな風景へと変化します。
ナバラ州に位置するブナ林「イラティの森」やカタルーニャ州の「ヌリア渓谷」では軽ハイキングを楽しめます。

バスク州のラ・リューヌ列車に乗ると、ピレネー山脈が大西洋に落ちる景色が眼前に広がります。
ボイ渓谷やテナ渓谷、アンドラ公国では、初期ロマネスク建築が花開いた足跡が残ります。
簡素な石造りながらも力強い存在感を放つ教会群はピレネー山脈の歴史を現在に伝えます。

 

基本情報

全長:430㎞
最大幅:約80㎞
最高峰:アネト峰(3404ⅿ、スペイン、アラゴン州、ウエスカ県)
国:スペイン、フランス、アンドラ公国

 

アクセス

◎ウエスカ:マドリッドからAVE、バルセロナからバス(約4時間)
◎ハカ:パンプローナ、サラゴサ、ウエスカからバス・列車
◎ルルド:トゥールーズ、ポーからバス・列車
◎ピレネーの村々:公共バス数本/日。専用車がおすすめです